誰も得しない日本史

誰も得しません

共通テスト難易度考察 H30試行調査9

H30試行調査の問題文はこちら(16MB)

大学入試センター

 

このシリーズの基本コンセプトは、こちらをご参照ください。

www.daremotokushinai.com

 

 

解答番号9

表と資料から、官道が衰退した背景を推測して、以下のXとYの正誤を判別します。

 

X 官道制度の衰退の背景には、百姓を雑徭などの労役に動員する律令制の変化がある。

Y 官道制度の衰退の背景には、外国使節の交通路の転換がある。

 

Xですが、表を見ると、11~12世紀に道路部が埋まったことが分かり、13世紀には掘立柱建物が姿を消したことが分かります。これが10世紀の「名」「田堵」「受領」(いずれも基本用語)といった新たな制度の登場、すなわち律令制の変化よりも後のことだとわかれば、Xは適当であることが分かります。

Yですが、資料にある「駅館はもと蕃客に備えて、瓦葺粉壁とす。頃年、……蕃客入朝するに、便りに海路に従う」から、外国使節の交通路が陸路から海路に変わったことが分かります。

 

この問題の配点は3点なので、期待値は次のようになります。

 

【期待値表 解答番号9】

 

資料読める

資料読めず

用語習得せず

1.5

0.75

基本用語習得

3

0.75

標準用語習得

3

0.75

その他の必要用語習得

3

0.75

 

【期待値表 累積】

 

資料読める

資料読めず

用語習得せず

14.5

6.25

基本用語習得

19.25

7

標準用語習得

22.25

9.25

その他の必要用語習得

22.35

9.35

 

 

下の拙著では、センター試験でも同様の調査をしていますので、これからの調査結果とそちらと比較してみれば、『一問一答』という指標を用いて、センター試験に必要な知識レベルと共通テストに必要な知識レベルがどれだけ変化したのかが明らかになっていくことでしょう。 

 

 

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