誰も得しない日本史

誰も得しません

共通テスト難易度考察 H30試行調査15

H30試行調査の問題文はこちら(16MB)

大学入試センター

 

このシリーズの基本コンセプトは、こちらをご参照ください。

www.daremotokushinai.com

 

 

解答番号15

13~14世紀の社会・経済に関して、与えられた資料からは読み取れないものを、以下の選択肢から選びます。

 

① 商工業者たちは公家や寺社の保護を受けて活動していた。

② 遠隔地間の取引のため、信用手段による決済が行われた。

③ 商品の委託や運送を扱う業者が現れた。

④ 物資の輸送のため、水上・陸上交通とも盛んであった。

 

資料に座や、本所の話があれば、①は読み取れそうですが、そういった話は資料にありません。

資料に「湊々の替銭、浦々の問丸、同じく割符を以て」とあることから、「為替」(基本用語)の知識があれば、②が読み取れます。

資料に「馬借」「車借」(基本用語)と、「問丸」(標準用語)があることから、基本用語の知識があれば、③が読み取れます。

資料に「浦々の問丸」とありますが、資料の注2に「車や船を雇って運送する」とあるので、④は知識がなくても読み取れます。

 

よって、資料や注を読むことができれば、④を消去して三択にもっていくことができます。基本用語の知識があれば、②も③も消去して、①という正解を導くことができます。

 

この問題の配点は3点なので、期待値は次のようになります。

 

【期待値表 解答番号15】

 

資料読める

資料読めず

用語習得せず

1

0.75

基本用語習得

3

0.75

標準用語習得

3

0.75

その他の必要用語習得

3

0.75

 

【期待値表 累積】

 

資料読める

資料読めず

用語習得せず

17.58

9.08

基本用語習得

27.95

12.33

標準用語習得

35.75

16.58

その他の必要用語習得

37.35

16.68

 

 

下の拙著では、センター試験でも同様の調査をしていますので、これからの調査結果とそちらと比較してみれば、『一問一答』という指標を用いて、センター試験に必要な知識レベルと共通テストに必要な知識レベルがどれだけ変化したのかが明らかになっていくことでしょう。 

 

 

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