誰も得しない日本史

誰も得しません

共通テスト難易度考察 H30試行調査17

H30試行調査の問題文はこちら(16MB)

大学入試センター

 

このシリーズの基本コンセプトは、こちらをご参照ください。

www.daremotokushinai.com

 

 

解答番号17

15世紀について、Xのように評価するときの根拠として適当なものをa・bから、Yのように評価するときの根拠として適当なものをc・dから選びます。

 

X この時代は「政治的に不安定な時代」である。

Y この時代は「民衆が成長した発展の時代」である。

 

a 並立した2つの朝廷を支持する勢力が武力抗争し、また、その一方の内紛などもあって内乱は長期化した。

b 全国の大名を二分した大乱は終結したが、地方には新たな政治権力も生まれ、地域的な紛争は続いた。

c 村では、共同の農作業や祭礼を通して構成員が結び付いていたが、戦乱に対する自衛で内部の結合を強くしていった。

d 村では、指導者が多くの書籍を収集して人々に活用させ、儒学を中心とする高度な教育を進めていった。

 

aは、南北朝の動乱のことです。『一問一答』では、1392年に南北朝が合一したことを、基本用語として問うてます。よって、基本用語の知識があれば、aが14世紀のことであることが分かります。

bは1467年(標準用語として問われている)に始まった、「応仁の乱」(基本用語)のことです。

以上により、基本用語の知識があれば、bが正しいことが分かります。

 

cは、南北朝の動乱期より発展した、「惣村」(基本用語)のことです。

dは、江戸時代の「寺子屋」(基本用語)のことです。

こちらも、基本用語の知識があれば、cが正しいことが分かりますね。

 

この問題の配点は3点なので、期待値は次のようになります。

 

【期待値表 解答番号17】

 

資料読める

資料読めず

用語習得せず

0.75

0.75

基本用語習得

3

3

標準用語習得

3

3

その他の必要用語習得

3

3

 

【期待値表 累積】

 

資料読める

資料読めず

用語習得せず

19.08

10.58

基本用語習得

32.45

6.83

標準用語習得

41.75

22.58

その他の必要用語習得

43.35

22.68

 

 

下の拙著では、センター試験でも同様の調査をしていますので、これからの調査結果とそちらと比較してみれば、『一問一答』という指標を用いて、センター試験に必要な知識レベルと共通テストに必要な知識レベルがどれだけ変化したのかが明らかになっていくことでしょう。 

 

 

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