誰も得しない日本史

誰も得しません

共通テスト難易度考察 H30試行調査20

H30試行調査の問題文はこちら(16MB)

大学入試センター

 

このシリーズの基本コンセプトは、こちらをご参照ください。

www.daremotokushinai.com

 

 

解答番号20

小林一茶の俳句、甲・乙を読んで、X・Yの正誤を判定します。

 

甲 春風の国にあやかれおろしや船(「文化句帖」文化元年)

乙 さまづけ(様付)に育てられたる蚕かな(「七番日記」文政元年)

 

X 甲の句からは、外国船の来航が庶民にも伝わっていたことが分かる。

Y 乙の句からは、農家の副業として養蚕が重視されていたことが分かる。

 

「おろしや船」はロシア船のことなので、Xは正しいです。蚕が「さまづけ」されているということは、蚕が大切にされていたということなので、Yも正しいです。

どうやら、庶民に伝わっていたことが必ずしも言えるわけではないとか、副業だったかどうかは断言できないとかいうことは、公式の解答を見る限り、スルーされるようです。

 

この問題の配点は3点なので、期待値は次のようになります。

 

【期待値表 解答番号20】

 

資料読める

資料読めず

用語習得せず

3

0.75

基本用語習得

3

0.75

標準用語習得

3

0.75

その他の必要用語習得

3

0.75

 

【期待値表 累積】

 

資料読める

資料読めず

用語習得せず

25.83

12.83

基本用語習得

41.45

11.33

標準用語習得

50.75

27.08

その他の必要用語習得

52.35

29.43

 

 

下の拙著では、センター試験でも同様の調査をしていますので、これからの調査結果とそちらと比較してみれば、『一問一答』という指標を用いて、センター試験に必要な知識レベルと共通テストに必要な知識レベルがどれだけ変化したのかが明らかになっていくことでしょう。 

 

 

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