誰も得しない日本史

誰も得しません

共通テスト難易度考察 H30試行調査21

H30試行調査の問題文はこちら(16MB)

大学入試センター

 

このシリーズの基本コンセプトは、こちらをご参照ください。

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解答番号21

2つの近世絵図を見て、X・Yの正誤を判定します。

 

X 甲は山・川・道・耕地・神社など一村全体の概要が示され、村の様子を領主が知るために作成された。

Y 乙は街道・宿場・その周辺の村名などが示され、庶民の物見遊山のために作成された。

 

甲を見ると、山・川・道・耕地・神社などが記されています。また、甲の注には「村から領主に提出するために作成された」とあります。よって、史料を読み取ることができれば、Xは正しいと分かります。

乙の注に「助郷役を負担する村」とあります。また、中山道も見えます。助郷役は、街道筋の村々が人馬を提供する負担である、伝馬役(標準用語)の一種ですが、昔から『一問一答』には掲載されていません。昨今の教科書などには、助郷役はあっても伝馬役は載っていないことが多いにもかかわらずです。それはさておき、そういうわけで、乙は『一問一答』では解けないのです。

 

この問題の配点は3点なので、期待値は次のようになります。

 

【期待値表 解答番号21】

 

資料読める

資料読めず

用語習得せず

1.5

0.75

基本用語習得

1.5

0.75

標準用語習得

1.5

0.75

その他の必要用語習得

1.5

0.75

 

【期待値表 累積】

 

資料読める

資料読めず

用語習得せず

27.33

13.58

基本用語習得

42.95

12.08

標準用語習得

52.25

27.83

その他の必要用語習得

53.85

30.18

 

 

下の拙著では、センター試験でも同様の調査をしていますので、これからの調査結果とそちらと比較してみれば、『一問一答』という指標を用いて、センター試験に必要な知識レベルと共通テストに必要な知識レベルがどれだけ変化したのかが明らかになっていくことでしょう。 

 

 

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