誰も得しない日本史

誰も得しません

共通テスト難易度考察 H30試行調査22

H30試行調査の問題文はこちら(16MB)

大学入試センター

 

このシリーズの基本コンセプトは、こちらをご参照ください。

www.daremotokushinai.com

 

 

解答番号22

資料を読み取って、荻生徂徠の意見a・bと、関係する政策c・dの組み合わせとして最も適当なものを選びます。

 

a この資料で徂徠は、留張がなくても役人は記憶や経験に基づき、問題なく業務を遂行できると述べている。

b この資料で徂徠は、自分の功績のために作成する書留とは別に、留張を作成すると、行政効率が上がると述べている。

c この資料にある徂徠の意見と関わる政策として、新しく人材を登用する足高の制が考えられる。

d この資料にある徂徠の意見と関わる政策として、庶民の意見を聞く目安箱の設置が考えられる。

 

資料を読み取ると、aは間違いで、bが正しいことが分かります。

次に、cの足高の制は人材登用に関わる政策で、基本用語です。dの目安箱も基本用語です。

問題の性質上、基本用語の知識があってcとdを理解できていても、資料を読み取っていないと組み合わせようがありません。

資料を読み取って、かつ基本用語の知識があれば、正解へとたどり着きます。

 

この問題の配点は3点なので、期待値は次のようになります。

 

【期待値表 解答番号22】

 

資料読める

資料読めず

用語習得せず

0.75

0.75

基本用語習得

3

0.75

標準用語習得

3

0.75

その他の必要用語習得

3

0.75

 

【期待値表 累積】

 

資料読める

資料読めず

用語習得せず

28.08

14.33

基本用語習得

45.95

12.83

標準用語習得

55.25

28.58

その他の必要用語習得

56.85

30.93

 

 

下の拙著では、センター試験でも同様の調査をしていますので、これからの調査結果とそちらと比較してみれば、『一問一答』という指標を用いて、センター試験に必要な知識レベルと共通テストに必要な知識レベルがどれだけ変化したのかが明らかになっていくことでしょう。 

 

 

 【お知らせ】

Amazonで電子出版しています
 
 
Youtube版「のぶたの誰も得しない日本史 」