誰も得しない日本史

誰も得しません

共通テスト難易度考察 H30試行調査26

H30試行調査の問題文はこちら(16MB)

大学入試センター

 

このシリーズの基本コンセプトは、こちらをご参照ください。

www.daremotokushinai.com

 

 

解答番号26

1897年にビゴーが描いた絵画と、同じ危機意識で描かれたビゴーの風刺画を、4つの絵画から選びます。

 

基準となる絵画は、「黄禍論」を描いたものです。黄禍論(イエローペリル)については、その他の必要用語の「日本人移民排斥運動・日本人学童排斥問題」で説明されています。

 

選択肢①の絵画は井上馨の欧化政策を描いたものです。欧化政策については、基本用語の「井上馨」の説明文にあります。

②の絵画は日本の帝国主義や黄禍論を表しています。

③の絵画は、「伊藤博文」(基本用語)がプロシア憲法を参考にして「大日本帝国憲法」(基本用語)を作成したことを風刺しています。『一問一答』の「大日本帝国憲法」の説明文にあります。

④の絵画は、日清戦争を前にした日・清・露の関係を描いています。一応、絵画だけを見ても、理屈としては、韓国を釣り上げようとしている日本と中国、そしてそれを横から漁夫の利を狙っているロシアということを読み取れます。理屈としてはですけど。

 

この問題ですが、「黄禍論」という用語を知らなくても、絵画から日本の脅威と日本への蔑視を読み取ることができれば、知識がなくても①と④は消去できるでしょう。基本用語の知識があれば、③も消去できます。なお、「黄禍論」という語を知っていたとしても、資料からそれを読み取る必要があることにはかわりありません。

 

配点は3点なので、期待値は以下のようになります。

 

【期待値表 解答番号26】

 

資料読める

資料読めず

用語習得せず

1.5

0.75

基本用語習得

3

0.75

標準用語習得

3

0.75

その他の必要用語習得

3

0.75

 

【期待値表 累積】

 

資料読める

資料読めず

用語習得せず

34.08

17.33

基本用語習得

53.45

15.83

標準用語習得

62.75

31.58

その他の必要用語習得

66.6

36.18

 

下の拙著では、センター試験でも同様の調査をしていますので、これからの調査結果とそちらと比較してみれば、『一問一答』という指標を用いて、センター試験に必要な知識レベルと共通テストに必要な知識レベルがどれだけ変化したのかが明らかになっていくことでしょう。 

 

 

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